NYを拠点に日米で活躍する作・編曲家、演奏家で府中市でコンサートを行う 岩城 直也さん 町田市在住 28歳
音楽の持つ力を皆に
○…ミュージカルやディズニー音楽が好きで幼少期から音楽に触れていた。ずっと持ち続けた「いつかは本場アメリカに」という思いを叶え、25歳で渡米。バークリー音大への留学を経て現在日米を拠点に編・作曲家としてのキャリアを積む。昨年、自分の名前が入ったポップスオーケストラを設立。目指すは「幅広いポップス音楽を専門とする世界随一の音楽集団」だ。
○…4歳で町田に。小学校に上がる頃、電子オルガンに出会う。右手で上段、左手で下段の鍵盤を叩き、足でペダルを踏み、ドラム等のリズムを打ち込む―。一人で様々な音を出せるその楽器に魅了され、小学2年で作曲を始めた。そしてオーケストラ部がある私立に中学受験。中・高時代にバイオリン演奏やオーケストラ編曲を担当した。東京音大に進み、映画・放送音楽コースで作曲を学び、主席で卒業した。
○…在学中に縁あって玉置浩二のオーケストラ編曲を担当。皆がこぞって「別格」と評するその生声に圧倒された。「本当に鳥肌が立つとはこのこと。素晴らしい経験だった」。それからも著名なアーティストの作品を手掛けていく。八神純子、佐藤竹善、杏里や小柳ゆきなど、そうそうたる顔ぶれだ。「こんな若造に話を持ってきてくれて、応えなきゃと必死。成長させてくれた」と感謝する。自分の書いた譜面が、様々な人を介して音になる―。「作曲家冥利に尽きますね」
○…3年前、小6の時の恩師が校長を務めていた世田谷区の小学校の卒業式に出向き、当時自分が作曲し、友人が詩を書いてみんなで歌っていた歌をアレンジして披露した。「先生はボロボロ泣いて喜んでくれて。音楽のパワーを感じるハートフルな瞬間でした。自分で言うのもなんだけど」
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