戻る

町田 トップニュース政治

公開日:2022.08.25

小倉氏、少子化担当大臣に
地元選出、初の大役

  • 4選を果たした後にインタビューに応じる小倉氏(昨年11月)

  • 支援者と談笑する小倉氏(21日・相原諏訪神社)

 第2次岸田改造内閣が8月10日に発足し、地元選出の衆議院議員、小倉將信氏(東京23区・当選回数4回)が内閣府特命担当大臣(少子化対策・男女共同参画担当)に就任した。こども政策や女性活躍、共生社会、孤独・孤立対策も担当する。町田市からの大臣就任は初めてという。小倉氏は「緊張感と責任感、更には閣内最年少の思いっきりの良さをもって職務に邁進したい」と話している。

 現在、41歳の小倉氏は多摩市で生まれ、栄光学園中学校・高等学校を経て、2004年に東京大学法学部を卒業し、日本銀行に入行。09年にオックスフォード大学大学院を修了し、金融経済学修士号を取得した。11年に日本銀行を退職し、自民党東京都連の公募により、衆議院東京23区支部長に就任。12年12月の第46回衆議院議員総選挙で東京23区から出馬し初当選すると、2期目の17年には総務大臣政務官に就任。21年には自民党青年局長に就任するなど若手のホープとして党をけん引。今回、最年少での入閣を果たした。

 岸田文雄総理はこども政策を、コロナ対策や新しい資本主義などの「政策断行内閣」5本柱のひとつと定めており、来年4月には「こども家庭庁」の設立が予定され、こども政策の予算も将来的な倍増を目指している。

 岸田総理から8月8日に任命の伝達を受けた小倉氏は「わが国の静かなる有事である少子化の解決に向け、省庁間の縦割りを廃し、各々の隙間を埋め、こどもの最善の利益を第一に考えて政策を立案することで”こども真ん中社会”の実現に取り組んでいきたい」と力を込めて話す。またNPOやPFS(成果連動型民間委託契約方式)も所掌することに関しては、「これまで私が取り組んできた政策とも深く関わっており、今後は政府の側から発展、推進させていきたい」と話した。

地元も祝福

 地元選出の大臣誕生に、市内でも祝福ムードが高まっている。

 諏訪神社(相原町)で8月21日に行われた例大祭に職務の合間に訪れた小倉氏は、支援者らからの「大臣、がんばって」の声に笑顔で応えていた。

 一方、市の経済活性化を担う町田商工会議所の深澤勝会頭は「国政に求められる課題が山積する中、最年少の小倉大臣に課せられたこども政策等、その重責は大きいものと思われますが、卓越した手腕を十分に発揮されますよう期待しています。男女共同参画をはじめ女性起業家支援など連携させていただき、地域経済によりよい成果がもたらされれば」と期待を寄せる。町田市私立幼稚園協会の湯目英人会長は「昔から協会の会合に顔を出し、子育て支援についての議論もしてくれました。若さを活かし色々とチャレンジしてほしいです」と話した。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

町田 トップニュースの新着記事

町田 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS