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町田 社会

公開日:2023.06.15

「再生里山」で田植え体験
小野路 親子連れなど参加

  • 参加者らが田植え体験を行う様子

 小野路町の環境再生地区で10日、田植え体験会が開かれた。当日は親子連れなどが参加し、苗を田んぼに植える作業などが行われた。苗を植える過程では足が田んぼにはまり、「動かせない。どうしよう」と困惑する参加者もみられ、親子で参加した市立小山小学校3年の坂隆広さんは「お米がつくられる仕組みを学ぶことができた。農家さんの大変さがわかった」と笑顔。父親の尚行さんは「田植えは今回が初めて。育てるという作業は難しいが、そのなかにある楽しさを感じることができた」と初体験を振り返った。

 会を主催した「NPO法人まちだ結の里」会員の福原斉さんは「このような体験を通して、環境や自然を考えるきっかけになってくれれば」と語り、他の会員らとともに参加者を支え、見守っていた。

 今回、体験が行われた環境再生地区の奈良ばい谷戸はもともと農地として活用されていたものの、長年の放置により雑草で覆われ、荒廃した時代もあったという。しかし、まちだ結の里によって2005年から徐々に水田や樹林地の整備が進められ、15年には環境省が指定する「生物多様性保全上重要な里地里山」などに選出されるまでになった経緯がある。

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