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町田 コラム

公開日:2023.10.12

黒小刻秋草蒔絵打刀拵
秋のよそおい

 厳しい暑さも少しずつ和らぎ、心地よい風が感じられる季節となりました。秋を連想させるものは様々ありますが、ススキや菊などの秋草は馴染み深いモチーフですね。

 こちらは、仙台藩の刀工・山城大掾国包の刀に附属する拵(こしらえ)です。金銀の蒔絵であしらわれた萩・桔梗・菊・南天などの秋草はしみじみとした静寂の趣があり、細かく刻みが入り、黒漆が塗られた地との対比はシックな印象を感じさせます。

 秋草文は古来より着物や絵画、工芸品などに多く用いられるデザインです。それが今もなお人々を魅了するのは、身近なものに秘められた普遍的な美しさがあるからなのかもしれません。

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