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町田 経済

公開日:2023.11.09

澤井体制1年 取り組みは
商工会議所会頭に聞く

 町田商工会議所の会頭に澤井宏行氏=写真=が就任して先ごろ、1年を迎えた。新型コロナウイルスによる制限がなくなるなか、バトンを受けた同氏。澤井体制について聞いた。

 ――1年が経過した

 「当初、話をもらった際は重責を感じたが、やりたいことを進めさせてもらってきたという思いだ。町田市の経済循環について行政や議会と意見交換し、駅前の再開発について学んできた」

 「一方で、会議所の若いメンバーに新しい取り組みを任せるなど、次世代の育成に目を向け、人と人のつながりを広げるため、会員の増強にも力を入れてきた」

 ――現在の町田経済をどうみる

 「活気づいてきたところがあるなか、物価高騰などにより、小規模事業者を中心に厳しい業界もある。会議所としてどう支援していくかは課題だ。今月、町田の隠れた逸品をPRすることを目的とするカタログギフトを初めて発行するが、これは小規模事業者が取り扱う商品が対象。支援につながると考えている」

 「また、事業者共通の課題になっている人材確保の機会をつくるプランもある。来年3月に市内で合同の就職相談会を開催し、採用難の解決につなげていきたい考えだ。その他、状況をみながらさまざまな支援策を取り入れていければと思う」

 ――今後は

 「地域への誇りと愛着をもつシビックプライドを町田で醸成させていきたい。町田には街を盛り上げたいと活動している人が多いが、その熱をつなげていくのが市内のシビックプライド向上につながると考えている。勉強会などの機会を増やし、熱い思いをもった人と人がつながる機会を我々が生んでいくつもりだ。市内で行われる祭りなどのイベントがそのような場になることも考えられるだろう。顔見知りの関係を広げていくことができれば、それは災害にも強い街づくりにもなる。今後もつながりを大切に取り組みを進めていければと思う。全力を尽くしていく」

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