戻る

町田 社会

公開日:2024.01.25

地震火災 どうする?
南成瀬・消防設備会社に聞く 

  • 横田代表(左)と伊藤さん

 能登半島地震による被害を拡大させた要因の1つが火災。どう対策すればいいのか。南成瀬を中心に、消防設備工事などにあたる有限会社ベルテックの横田慎一代表取締役、専務の伊藤恵さんに聞いた。

 ――被災地では火災が起きた

 (横田)「地震により建物が倒壊し、切れた電線などがショートして火災が起きたようだ。それは町田でも想定されること。特に、古い家の多いエリアや建物が密集している地域が心配だ。昔建てられた家は最近のものとは違う耐震基準でつくられているため、倒壊の恐れがある。一方で、密集していると火災が広がる可能性がある」

 ――どうすれば

 (横田)「自宅の耐震強度を見直すなか、密集地にある家を引っ越すことは難しいのが現実。地域で対策を練ることが必要となってくるのではないか。日頃から地域全体で準備を進めていくことが大切と思う」

 (伊藤)「そのなかでできる対策としては、火災報知器や消火器の設置。いざという時に役立つもの。準備していない家庭もあるようだが、備えてもらいたい。また、設置していてもメンテナンスしていないために災害時に使用できないのであれば意味がない。火災報知器は今から10年ほど前に設置されたものが多く、電池が切れてしまっているものが少なくないようだ。確認してほしい」

 (横田)「消火器の点検も忘れずに。定期的なメンテナンスが義務になっているものの、設置から5年経つ頃には、容器の劣化がかなり進むと考えられる。消化器の底が腐食してしまうことで、いざ使おうとした際に穴が開き、高圧力で押し込められた中身が噴出。当たるという事故も起きている。不安であれば、我々、専門家に相談してもらえればと思う」

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

町田 ローカルニュースの新着記事

町田 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS