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町田 人物風土記

公開日:2024.03.14

町田市議会の第40代議長に就いた
木目田 英男さん
成瀬が丘在住 49歳

多様な意見、生かす

 ○…市議会議員3期目で大役がまわってきた。性別や年齢層のバランスがとれ、多様な意見の集まる場と考える町田市議会。これも巡り合わせと重責を担う覚悟を決めた。「市議一人ひとりとコミュニケーションを取り、それぞれの得意分野を生かしていくことが役割と捉えている」ときっぱり。決してリーダー、まとめ役ではない、と強調。黒子役に徹する考えだ。

 ○…地元の不動産会社に勤務していた40代が目前に迫ってきた頃、議員になることを決めた。町田の人口に関するデータをまとめていた際、増え続けていると思っていた認識とは異なり、減少していることを示す数字に危機感を覚えたことがきっかけだった。芽生えたのが故郷を守りたいという思い。地域のためにと活動する仲間たちの顔が浮かび、新たな道を歩むことに迷いはなかった。

 ○…この数年、美術館を巡っている。以前は興味をもっていなかったが、一度、美術作品を鑑賞する機会に恵まれた際、引き込まれた。言葉では言い表せない癒されるような感覚。以来、空き時間を見つけては足を運ぶようになった。1つ1つの作品について深く調べることはないが、「元々、人に埋め込まれている感性によるものだと思う」と自己分析する。

 ○…町田も人口減少の時代を本格的に迎えるなか、何ができるのかと頭を悩ませる毎日を送る。さまざまな価値観があるのを理解しつつ、進む道を見つけていきたいと考える。自らは物事に固執することなく、自我を出さず、「上昇志向ではないですね。願うは市民と3人の娘の幸せだけですよ」と微笑む。2年の任期。無欲で与えられた職務に全力を傾けるつもりだ。

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