町田市在住で二つ目の落語家、柳家小はぜさんが2カ月に1度、和光大学ポプリホール鶴川(能ヶ谷)で新ネタ発表会「柳家小はぜ勉強会〜勉強会ですが、負けませんっ!〜」を開いている。地域に定着するネタ発表会。小はぜさんに聞いた。
40回以上
――いつから
「4月で7年目に突入する。40回以上やってきたが、その度に新しいものを出し、二つ目になった2016年に9つしかなかったネタが百近くまで増えた」
「『江戸の粋文化』を大切にし、あえてわかりやすくなるような編集はしてこなかった。関係者のみなさんにも応援される人でありたいと心がけ取り組んできた」
――なぜポプリで
「ポプリホールができた頃、施設の関係者とつながり、『二つ目になったら勉強会をやる』と約束したのが始まり。ご縁があったこの会は特別なものと考え、ネタ下ろしはここでしかやるつもりはない」
――毎回、新作を
「とても大変。ネタを教わり、台本はないので、毎回自分で文字に起こしている。電車での移動の際などにひたすら聞いて、息継ぎの確認をしながら、1週間ちょっとで覚えている」
たまたま
――なぜ落語家に
「サラリーマンとして働いていた時、たまたま、落語のチケットをもらい、行ってみたら人生が変わった。30歳手前。『その歳で』とも言われたけど挑戦し、今は好きなことを仕事にできて納得してる」
――落語とは
「日常を描くもの。普段から自分やまわりを観察し学んだ細かい感情の動きを作品に落とし込んでいる。作中の登場人物は日によってテンションが異なる。だから、同じ話でも雰囲気が変わるし、作品がいきいきする。そこがおもしろいところと思う」
――真打昇進も視野に
「名人に今からなれるわけではないが、自分らしさを大切にそこに向かってがんばっているところだ」
次回は満席
■次回の「柳家小はぜ勉強会〜勉強会ですが、負けませんっ!〜」はすでに満席。その次は6月8日(土)に開催され、チケットは4月6日(土)午前9時から発売される予定という。
問い合わせ・予約は町田市民ホール【電話】042・728・4300まで。
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