町田を放送区域とするラジオ局で新番組のパーソナリティーを務める オヌキ 諒さん(本名:小貫諒) 相模原市在住 39歳
世界を描く、歌う旅人
○…相模原市出身のシンガーソングライター。「ラジオは、聞くと生活が楽しくなったり、前向きになれたり、ほっとしたり、生活と一緒にあるもの。理由なく楽しく明るくなれるラジオにしていきたい」。番組名の「キセキラジオ」には、これまで歩んできた「軌跡」と、「紅白出場」という大きな夢を叶える「奇跡を起こす」という意味を込めた。
○…相模原で青春時代を過ごした。幼い頃はサッカーに没頭したが、「文化的な趣味も」という両親の勧めから音楽の世界へ足を踏み入れる。初めて演奏した楽器は、近所の楽器屋で「安かったから」購入したハーモニカ。中学3年のときにバンドを組み全校生徒の前で演奏したことが転機となり、音楽活動に熱中。ベースやギターも独学で習得した。好奇心旺盛で手品やゲームなども好きだったが、ボーカルへの憧れもあり、シンガーソングライターの道に進む決意をした。
○…23年10月から、無償で全国に歌を届ける「100万人プロジェクト」をスタート。47都道府県を巡り、保育園や学校、福祉施設などで亡き母への思いを歌う楽曲「あなたの陽炎」を披露した。旅を続ける中で実感したのが、地元の人々からの温かい応援。「地元の良さを改めて感じた。応援してくれる人の気持ちに応えたい」
○…曲作りの原点は、子どもの時に好きだった「ものづくり」。「図工も好きだったし、ゲーム制作者になりたかったこともある。音楽も『世界を作れる』というところは同じ」。今月末には新曲をリリース予定。「集大成」とも言える楽曲を携え、ツアーも予定している。「日本はもちろん、途上国など海外でも歌いたい」。思いをメロディーに乗せ、歌を届ける旅は続く。
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