町田 教育
公開日:2025.11.06
「子どもたちの真ん中にいた」
自然幼稚園・前園長死去 息子に聞く
忠生・正和学園町田自然幼稚園の前園長・齋藤謹也さんが8月に79歳で亡くなった。息子で同園を運営する正和学園の齋藤祐善理事長に聞いた。
齋藤理事長によると、謹也さんは3代目園長として、「子どもが『今この瞬間』にいきいきすること」を何よりも大切にしていたといい、「『きょうは雨だね、じゃあこれをやろう』とその時々の状況に合わせて、子どもたちが興味を抱くことを大切にしていたcと振り返る。
亡くなる直前も自身が「紙芝居屋さん」となり子どもたちの輪に入るなど、常に現場の真ん中にいたといい、園内には「本物と言える」浮世絵や花を飾ることを徹底。「それは本物に接し、少しでも変化に気づく子がいれば」という願いからだったのでは、と齋藤理事長は考えているという。
そして、父親の志を次代へつなぐため、障害児支援や送迎事業などに力を入れていく思いといい、「街からうちの法人がなくなるとみんなが困る、そんな存在になりたいと考えています」と話している。
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