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町田 社会

公開日:2025.11.27

本の魅力伝えるのは?
市内書店「ポップ」に思い込め、PR

  • ポップについて話す久美堂の井之上社長

  • 長文で構成される「ビボう六」のポップ

 町田を拠点に書店を運営する久美堂の本屋で書籍の魅力を伝えているのが、メッセージの内容だけでなく、色使いや形などが工夫されたポップ。販売員の手づくりのものなどが置かれ、久美堂の井之上健浩社長は「当社ではこの本を推したいという思いをもつ人がポップを作成するようにしています。それは入ったばかりのアルバイトから役員まで立場は関係なくです」と説明する。

 原町田の本店1階の「町田ゆかりの作家コーナー」にはより販売員の思いが強いポップが並び、町田在住の佐藤ゆき乃さん=人物風土記で紹介=の著書「ビボう六」を紹介するものは受賞した京都文学賞についての解説などに加え、佐藤さんへの応援メッセージが記載されている。現実に苦しむ女性と不思議な怪獣との交流を描いたファンタジーを描いた佐藤さんは「そんなコーナーに私の本を置いていただきありがたい。町田の皆さんにより知ってもらいたいと思います」と話す。

図書館では

 一方で、ポップを作成してみる試みもある。町田市立図書館では現在、町田市在住・在学などの小学4年生から18歳までを対象に書籍のポップコンテストへの作品を募集している。一押しの本を選び、作成したポップを市内の図書館などに提出するものだが、優秀な作品は表彰し、「しおり」にして市内各所で配布する予定という。

 この「推し本を伝えよう!ひとことPOPコンテスト」に協力する井之上社長は「ストレートに気持ちを表現するものがいいと思います」と参加者にアドバイスを送り、ポップづくりは「本を読み、何がよかったのかを言葉にすることは人に伝える力や語彙力を高めることにつながると思う」と話している。

 ポップコンテストの応募は来年2026年1月18日(日)まで。詳細は市立図書館のホームページなどで。

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