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町田 人物風土記

公開日:2026.01.29

移動プラネタリウムを提供する「星空のオフィスCUE」代表を務める
渡邉 亮介さん
金井ヶ丘在住

  • 渡邉 亮介さん (写真1)

百貨店屋上から天文の道

 ○…ドームの内部に星空を投影する移動プラネタリウムは市内外から問い合わせが。背景には学校からの需要の高まりがある。「かつては遠足などでプラネタリウム施設に行くケースが多かったが、校外活動は学校の負担が大きい。体育館で短時間でできる『移動型』に切り替える学校が増えています」。校庭の風景を星空の映像に合わせるなど、「移動型」だからこその演出も加え、体験の幅を広げる。

 ○…新潟県で生まれるが数年で成瀬に転居。初めて星空にひかれたのは町田駅近くの東急百貨店だった。「屋上にプラネタリウムがあり、父に連れて行かれたんです」。やがて興味を持ち毎月のように通うようになった。「昔のプラネタリウムの機械は歯車式。精巧にできており地球から見えるほとんどの星を表現できた」とその機械美にも心躍った。

 ○…中学では科学部でプラネタリウム作りを研究。大卒後には天体望遠鏡の実演販売員を経て、藤沢市のプラネタリウムに転職と、ずっと天文に携わってきた。「趣味を仕事にしてしまった。息抜きの難しさはありますね」と苦笑い。一息つきたい時には七輪に火をおこし、魚と酒を楽しむが、そんな時でも気付けば夜空を見上げている。

 ○…興味の幅は天文以外にも広く、特に小田急線に関する資料のコレクションは圧巻だ。「新潟で暮らしていた時に近くを走っていた鉄道が小田急の払い下げ車両を使っていた。それが町田市に来たら新潟で見た電車と同じカラーの車両が沢山。一気に心を掴まれました」と童心の衝撃を楽しそうに語る。だからこそ、プラネタリウムでも子どもの興味を一番に考える。「きっかけを作る人になりたい」。幼少に感じた心の高鳴りを次の世代につないでいく。

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