都道61号線(美山通り)の戸沢峠が10月に発生した台風21号による土砂崩れで現在、全面通行止めとなっている(11月8日取材)。復旧には数カ月を要する見込み。通行止めの継続に伴い、並行する圏央道の八王子西インターチェンジからあきる野ICが9日から無料となった。地域住民は「1日にも早く復旧してほしい」と話す。
10月23日未明、土砂が崩れ道路が塞がれ、通行止めとなった。区間は美山小学校東交差点(美山町)から秋川街道合流部の上川橋交差点(上川町)まで。上下線とも、歩行者も軽車両も通れない。
現在現場では土砂約1万㎥の搬出作業が行われている。復旧について管理をする東京都南多摩西部建設事務所(明神町)は「全力で取り組んでいますが、数カ月を要すると見込んでいます」と説明する。
61号の戸沢峠区間は1984年に開通した。土砂崩れによる通行止めは今回が初めてという。
土砂崩れの発生に伴い、戸沢地区の住民は一時避難をした。9世帯33人が同日午前5時頃から上川町中部会館へ移った。上川町中部町会の高野誠三会長(上川町在住)は、「この道路をつかって病院へ通う人も多く、1日も早い復旧を願っています」と話した。
圏央道で代替路措置
代替路措置として、首都圏中央連絡自動車道の八王子西IC〜あきる野IC間約5Kmが11月9日午後6時から無料となった。期間は61号の通行止め解除まで。なお同区間を越えて通行する車両は無料措置の対象とはならない。
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