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公開日:2020.06.18

ローカルヒーロー
ゲンキダーJ漫画化
地元大学生 WEBで公開

  • 「転成合神ゲンキダーJ The Comic –Zを超えるもの–」第一話で、主人公がキメ技を繰り出すシーン=提供画像。市内在住大学生今仁大智さん作。「ショーでは現実的に再現できない表現ができることが漫画化の醍醐味の一つ」。

  • ショーの様子=提供写真

  • ゲンキダーJをよく知るみなとしんやさん



 2009年から、八王子のローカルヒーローとして活動を開始したゲンキダーJ。16年には市の観光PR特使にも選ばれ、昨年は活動10周年を迎えた。そんな中、これまでイベントやショーなどでは語り尽くせなかった物語の背景が漫画化され今年4月、地元情報サイトで公開された。作画を担当したのは市内在住の現役大学生だ。=中面に関連記事





八王子市観光PR特使 裏設定描く





 ゲンキダーJは「八王子GJ計画」の代表みなとしんやさんが八王子のヒーローを作りたい、との思いで立ち上げた私的プロジェクト。子どもたちを中心に人気が広まり、以後市民イベントなどで年間12から15本のショーに出演するほか、特使として市の行事にも登場する。





 こういったショーでは、悪者役は退治されるセオリーがあるが、ゲンキダーは高尾山の「鳥天狗」という設定であるため、山の戒律である殺生禁止にのっとり「峰打ち」に留める。「なぜいじわるをしたのか」など問うことで改心させる。





 漫画を描くのは現役大学生の今仁(いまじん)大智(だいち)さん(21)。約5年前、みなとさんと地元アイドル「エイトプリンセス」を通じて知り合い、以来、ゲンキダーの「裏方手伝い」を行うようになった。みなとさんは今仁さんを「絵に力があり、まじめに向き合って気持ちを汲んでくれる所が魅力」と話す。





 みなとさんは、ゲンキダーの物語には敵役「ウザルス帝国」などについても詳細な裏設定があるが、子ども向けのショーでは表現しにくいと考えていた。漫画では八王子を舞台にそれらの世界観が描かれている。





無料公開中





 作品はクリエイター向けブログサービス「note」で有料配信されたのち、情報サイト「八王子ジャーニー」(https://8dabe.com)で無料公開される(「転成合神ゲンキダーJ」で検索)。4月に配信した第1話では、ゲンキダーJの初めての変身シーンが描かれた。





 第2話は6月中に公開予定。今仁さんは連載について「これまでの10年間の総括です」と語る。

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