オリンピックへの出場を目指す女子ビーチバレー「もかはる」の2人が10月25日(日)、大田区で開催される大会へ出場する。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で3ヶ月間に及び、コンビで練習をすることはできなかったが9月から本格的に活動を再開。今大会について2人は「トップレベルの選手も出場するが、粘り強く自分たちのスタイルで優勝をめざす」と意気込んでいる。
9月は5位
もかはるは下恩方町の洗浄業アイビークリーン(株)に勤める本村嘉菜さん(25)と平塚市の建設業(株)甲斐組に所属する酒井春海さん(24)のコンビ。昨年から2人で活動しだし、2024年のパリオリンピック出場をめざしている。
コロナの影響でこの夏はそれぞれ個人での練習を続けた。9月からようやく試合が再開し、千葉県(12チーム出場)、渋谷区(6チーム出場)で開催された大会ではいずれも5位だった。「それなりに手応えがあった」と2人は実感している。
2人のプレースタイルについて本村さんは「サーブが強み。サーブで相手を崩す」と説明する。酒井さんは「あとは粘り強くやる。どんなボールも追いかけ、誰よりも『どろんこ』になります」と笑う。今大会「大成温調カップ」は無観客での開催だが、一部コートの試合はユーチューブで配信される予定。「ぜひ優勝したい」と2人は力を込める。
酒井さん移籍
なお酒井さんはこれまでアイビークリーンに勤めていたが10月から、支援をする会社に移籍した。2人は「相当悩んだ」そうだが、それぞれ「自立」を優先しこの決定に至った。ただ、所属先は変わったがコンビはこれまで通り。本村さんは「酒井はプロになりプレッシャーもあると思う。自分も気持ちを切り替えて頑張りたい」と話した。
ビーチバレーのオリンピック出場には協会によるランキングの上位にいることが絶対条件となる。ランキングを上げるには大会で好成績を残しポイントを貯めなければならない。2人は10月12日時点で、23位と24位に位置する。今回の大会は2人がめざす「10位以内」の強化指定選手も出場する。
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