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公開日:2021.08.05

特殊詐欺 被害増える
昨年減も 警察注意喚起

  • 7月28日、高校野球が行われた台町のスリーボンドスタジアム八王子で注意喚起のチラシなどを配る八王子警察署の署員

 八王子市内で特殊詐欺の被害が増えている。八王子警察署では高校野球大会で来場者に注意喚起のアナウンスをするなど、被害手口の周知に力を入れている。同署では「不審な電話があったらとにかく、すぐに110番をしてください」と話す。

「留守電活用を」

 2020年(令和2)における八王子署管内での特殊詐欺の被害状況は、新型コロナウイルスの拡大もあってか認知件数、被害額とも前年を下回った。

 ところが今年は6月末までの上半期で認知件数が前年同期と比較しプラス13件の22件、被害額が前年同期と比較してプラス3260万円の4850万円となっている。増加の原因について同署では「やはりコロナの影響で前年は少なくなった。今年は減った分の反動ではないか」と話す。

 同署管内で今年に入って最も被害が多い手口が「オレオレ詐欺」。警察官や息子、孫を騙った(うまいことを言って騙すこと)もので、警察官を名乗り「あなたの口座から現金が不正に引き出されている。キャッシュカードを確認しに行くので用意しておいてほしい」といった例や、息子を名乗り「俺だけど、会社の重要な書類とお金が入った鞄を紛失した。会社のお金ですぐに必要だ。なんとか用意できないか」といった例が報告されている。

 対策として同署では留守番電話機能の活用を勧めている。「(留守電で)相手の用件を確認し、必要があれば折り返しの電話をするようにしてください」。また「お金、キャッシュカード、暗証番号などの言葉が出たら、それは詐欺」とも話す。「不審な電話がかかってきた、不審な人が自宅を訪ねてきた場合はためらわず110番通報して下さい」と訴えた。

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