プロ選手によるリーグ戦の2024年開幕を目指し、八王子市に事務所を置く一般社団法人プロテニスリーグ機構(PTL)が普及活動を重ねている。今春には東浅川町で、プロ選手を招いたイベント「PTLフェスタ」を開催。PTLはイベントを通じて、テニス観戦の機会や選手との接点を設け、ファンを増やしてリーグ開幕時に観客動員を図りたい考えだ。
PTLは、テニススクールやクラブの運営管理を本業とする河合陽太さん(40)=小比企町在住=をはじめ、3人の発起人が2020年に設立。スポーツビジネスとして競技の価値を高め、テニス界の発展を図ろうと活動している。
市内催しに120人
プロ選手の認知度を高め、目標のリーグ開幕に向けてテニスのエンターテインメント要素を発信しようと企画されている催し「PTLフェスタ」。4月29日には「レッツ! インドアテニススクール八王子西」で開催され、感染対策のもと120人が訪れた。
当日はPTL発起人の一人でもある江原弘泰さんのほか、竹島駿朗さん、倉持美穂さんのプロ3人が参加。来場者は室内コートで、プロやコーチとのボール打ちを体験した。プロとコーチによる団体戦を観戦する場も設けられ、迫力あるラリーを間近で味わった。
コロナの影響で、有観客イベントが当初計画より遅れたことを踏まえ、河合さんは「集客や内容についての検証が難しい」と課題を指摘。一方で、成果について「初めて見たりプレーする方々に対して、テニスの素晴らしさを伝えられている」と充実感をみせた。プロ選手によるチーム対抗のリーグ戦開幕に向けて、「日本国内でプロテニスリーグを興すというテニスファンの夢を、八王子を中心に活動していけることは誇り。子どもたちが身近にプロになりたいと憧れることのできる未来をつくりたい」とコメントした。
八王子版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|