八王子 文化
公開日:2023.01.12
自然薯の収穫始まる
栽培研究家・安留さんの畑で
「これは(大きくて)お化けだ。根本がうねっているのは自生するものに近く、美味しいんだよ」--。
八王子市内在住の自然薯栽培研究家、安留幹雄さん(84)=写真=の畑で、今年も自然薯の収穫が始まった。
14年ほど前から独学で自然薯の栽培を始めたという安留さん。収穫しやすいよう波板を利用した栽培や、自然薯の自生する山と同じ土を使うなど、研究を重ねてきた。昨年は600本ほどの収穫に成功。市内飲食店にも提供している。
「スーパーにない」
栽培を始めたのは自身の病気がきっかけ。「消化がよく、栄養のあるものを」と、食生活を見直したとき、幼い頃食べた自然薯を思い出した。
安留さんは「スーパーに置いているのは、長芋や大和芋。そもそも自然薯を栽培している農家さんが少なかった」と、振り返る。
安留さんは自然薯の栽培方法を学ぶため全国の農家を訪れた。自生する山に入り、一日中、生育環境を研究したこともある。安留さんは「自然薯は日本古来のもので、味が濃く、非常に強い粘りが特徴。自然薯を食べるようになってから風邪を引いていない」という。
自然薯の良さを広めようと、昨年から自然薯の試食会、畑の収穫体験会も始めた。安留さんは「理屈ではなく、一度食べてもらいたい。良さが分かったらぜひ栽培を」と呼びかける。
今後の試食会、収穫体験会は自然薯が収穫できる春までの間に開催する予定だ。
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