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公開日:2026.05.28

セガサミー野球部が廃部へ 創部20年 八王子市戸吹町に練習場

  • セガサミー野球部のメンバーたち=同社広報室提供

    セガサミー野球部のメンバーたち=同社広報室提供

 戸吹町に専用球場を持つ社会人野球「セガサミー野球部」(佐藤俊和監督)が、2026年シーズン限りで活動を終了し、廃部することがわかった。同部を運営するセガサミーホールディングス(株)(品川区)が5月14日に発表したもので、05年の創部以来、都市対抗野球で3度の4強、日本選手権で準優勝などの実績を残したチームが、20年の歴史に幕を閉じる。

 同部は、(株)セガとサミー(株)が経営統合した翌年の05年8月に創部。経営統合の間もない時期において、従業員の一体感を醸成し、結束力を高める象徴的な存在としてグループの歩みを支える役割を果たしてきた。

 20年にわたる活動のなかで、都市対抗野球大会に14回出場し、18年・20年・21年にはベスト4に進出。社会人野球日本選手権には6回出場、14年には同大会で準優勝を果たした。

 さらにJABA静岡大会(10年)やJABA関東選手権大会(11年)での優勝など、社会人野球チームとして秀でた戦績を残している。また大会での活躍だけでなく、地域イベントやスポーツ教室に選手が参加し、子どもたちに向けスポーツの魅力を発信。オフシーズンには、八王子市内の学童保育所や特別養護老人ホームなどに出向き、奉仕活動(ボランティア)を行ってきた。

台風19号きっかけに

 ボランティア活動を始めたきっかけは、19年発生の「令和元年台風19号」。八王子市が被災した際、支援活動に選手らが協力したことを契機に、21年には八王子市社会福祉協議会と災害協定を締結。「平時から顔の見える関係を」と試合のないシーズンに市内各所に出張。堆積した池の土を掘り出す力仕事や草刈りなど、地域の困りごとに一肌脱いできた。

経営環境の変化受け

 同グループを取り巻く近年の経営環境の大きな変化や、チームの近年の状況などを踏まえて検討を重ねた結果、今回の活動終了という判断に至った。同社は「これまでチームを通じて培ったグループシナジーや経験、感動体験は、今後の企業活動、地域やスポーツへの貢献活動に引き継いでいく」としている。

 現在、選手は27人、監督などスタッフは11人在籍。同社広報室によると、廃部後は「本人の意向を確認しながら、可能な限りの支援を行っていく」という。球場については、「現時点で決定している事項はないが、グループ全体の状況を踏まえ最適な活用方法を検討する」という。

日本選手権に向け

 同チームは、26年10月に開催予定の社会人野球日本選手権大会まで、出場を継続する予定。現在は都市対抗野球大会東京都二次予選に向け、練習を重ねている。

 同部ホームページによると、オープン戦も進行しており、本日5月28日(木)には東芝総合グラウンド(神奈川県横浜市)で「東芝」と対戦。あす29日(金)は横浜スタジアム(同)で「三菱重工East」と戦う。

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