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八王子 社会

公開日:2026.05.27

市がクマ対策強化 山間部の学校に鈴など配布

  • 配布するクマよけ鈴を示す初宿市長

    配布するクマよけ鈴を示す初宿市長

 八王子市は5月19日、相次ぐツキノワグマの出没を受け、庁内に「クマ対策プロジェクトチーム」を設置した。4月29日に元八王子町二丁目で1頭、5月17日には上恩方町で親子2頭が確認されたことへの措置。人的被害は出ていないが、市民の安全確保に向けて市が緊急対策に乗り出した。(5月20日起稿)

 新設されたチームは中邑仁志副市長をリーダーに、部長級12人で構成。これまでは獣害対策課が中心だったが、庁内の関係部署が連携して迅速に対応するために設置。情報共有・伝達の仕組みの整理や、地域と連携したクマを寄せ付けない取り組みなどを推進する。

 市は出没場所周辺の民有地に、捕獲用の箱わなを設置。緊急対策として、5月15日に城山小学校へ簡易的な鈴300個を取り急ぎ配布した。6月上旬には本格的なクマよけ鈴1200個が納品予定で山間部の8校に配布する。

 さらに、都道高尾街道から山間部の西側地域にある学校や町会等へ7月末までにクマ撃退スプレーを配布、移動式電気柵なども設置する予定だ。検討中のスプレーは両手が空くホルダー型で、噴射距離が12・2メートルあるためクマと一定の距離を保てる利点がある。これらの経費は市議会6月定例会の補正予算案に計上され、議決後、速やかに購入を進めるとしている。

 初宿和夫市長は、クマの生息環境の広がりについて「環境が大きく変わったとは断定できないが、人間が警戒レベルを上げる段階に来た」と指摘。広く報道されている現状に対し「いたずらに不安をあおるつもりはないが、対策が必要な地域には確実に情報を届けたい。山間部への市外からの来訪者にも現状を知って安全対策をしてもらい、万が一の遭遇時は刺激せず落ち着いて行動してほしい」と呼びかけた。また、自身が宣言している狩猟免許取得については「都への事前申し込みは済ませており、公務がなければ本申し込みをする予定」とした。

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