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公開日:2023.06.22
村内ファニチャー
子ども食堂へ定期支援
社員の行動、寄付額に反映
八王子市左入町に本社を構える家具専門店・(株)村内ファニチャーアクセス(村内健一郎社長)は、子ども食堂への支援活動に今年から力を入れている。市内2店舗を含む4店舗が地域の各団体と交流。社員が訪問し、必要な食品など要望を聞き取って直接届けている。今後も各店舗が順に月1回程度、寄付を続ける予定だ。
この取り組みは同社が3年ほど続けているSDGs活動の一環として、2月に本格始動。社員の販売実績や健康促進のための歩数など、勤務中にやるべきことを10項目設け、その結果を子ども食堂などへの寄付額に換算している。役職等を越えて項目ごとにチームリーダーを立て、全社員で参加するのが特徴だ。
目標歩数を設定して上回った分を1歩1円とするほか、同社の限定商品の販売数や顧客アンケート調査で対応を褒められたことなど、仕事の成果や行動を金額に換算する仕組み。社員の意識を高め、顧客満足度アップにつなげる狙いもある。村内社長は「地域密着で何かできればと。ただ寄付するのではなく、社員の学びになるような取り組みにしたかった」としている。
市内2店で推進
寄付額への換算は月ごとに集計し、翌月を目安に食料などを届けるという流れ。2月分の寄付は4月12日、八王子本店がお米30キロや竜田揚げ1キロを30袋、ゼリー150個を「dattochiみんなの食堂」(横山町)へ。3月分は4月25日に相模原店(相模原市)が地元子ども食堂、4月分は5月12日にOKAY八王子店(左入町)がソーセージやレトルトカレー、缶詰など各50個を「はちおうじ子ども食堂」(東町)へ届けた。食料品のほか、子ども食堂等の利用者らに遊んでもらえるようにと、家具の製造工程で発生する端材で作られた積み木の玩具も添えられた。5月分はOKAYみなとみらい店(横浜市)が担う。
同社は、国連WFPが主催する学校給食支援活動に2020年から参加するなど、SDGs活動に力を入れている。今回の取り組みについて、八王子本店の店長・荻島伸二郎さんは「子ども食堂へ当社スタッフが直接訪問し、必要な食料や備品をヒアリングし買い出ししてお届けすることは、一人ひとりにとって貴重な体験。子どもたちが喜んでくれる姿を見ることで、社会貢献活動につながっていることを実感している」と強調する。
OKAY八王子店のショップマネージャー・川野泰弘さんは「世の中の困っている子どもたちに少しでも協力できる活動として、より多くの寄付を進めていきたい。活動を推進しながら、スタッフのコミュニケーションやスキルアップも実施する」と語った。
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