八王子 社会
公開日:2026.01.01
獣害阻止し、動物守る
聖パウロ生徒 ゆずを収穫
2025年の「今年の漢字」に『熊』が選ばれるなど、深刻な獣害に悩まされた日本列島。八王子市では、猿やイノシシを人里へ呼び寄せる「放任果樹」を地域資源として生かそうと、産・官・学が連携した取り組みを展開している。
昨年12月17日、聖パウロ学園高等学校(下恩方町)の生徒ら約20人が、放任ゆずを用いたオリジナルビール作りを手伝うため加工作業に臨んだ。原料のゆずは、生徒らが前日に上恩方町の個人宅で収穫したもの。その量およそ400kg。市獣害対策課が主導するこのボランティア収穫は3年ほど前から行われており、これまでは学校給食などに活用されてきた。昨年からは、民間企業である高尾ビール(株)(初沢町)の商品原料に採用されるなど、活用の幅が広がっている。
参加した女子生徒(1年)は「(獣害動物は処分されてしまうので)原因となる果樹を収穫することでそれを食い止めたい」と話す。同校の小島綾子校長は「生徒にとっては地域の社会課題を肌で感じる貴重な機会であると共に、売り物のビールを作る経済活動の一端も担わせてもらっている」と参加の意義を説明。同社の池田周平代表取締役は「生徒たちには、普段道端で何気なく見ている地元の農作物が、ビールに変わっていく過程を教えたい」と話した。
同課によると、今年収穫したゆずの一部は、豊洲市場へ出荷する予定だという。
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