八幡町の埼玉屋本店のスタッフ、宮寺匡広(まさひろ)さん(32)が今シーズンも野球のアメリカ独立リーグに挑戦している。5月末に渡米して1週間、招待選手としてピッツバーグのチームでキャンプに参加。が、残念ながら契約には至らなかった。現在は新しくできた球団で練習生(兼任アシスタントコーチ)としてチームに同行しながら契約の機会を待つ。
オープン戦好調も
宮寺さんは内野手で主にセカンド、ショートを守る。オープン戦で10打数4安打と「まずまず」の結果を残したが、「これまでの実績の乏しさやパワー不足」でチームに残ることはできなかった。キャンプには40人ほど参加しおよそ半分の選手が「クビ」となるそう。
現在所属しているは独立リーグのひとつ「パシフィックアソシエーションリーグ」の新球団ナパ・シルバラード。リーグは3ヶ月間で6チームがそれぞれ80試合を行う。
宮寺さんは「ケガ人で空きができた際の補充要員」として練習に参加している。シーズンが始まって間もないので、給料はまだもらっておらず「いくらになるかもまだハッキリしていない」そうだがアシスタントコーチの役割がついたので、「もらえるそうです」とのこと。「今年は開幕をロースター(登録枠)に入って迎えることができませんでしたが、長いシーズン何があるかわからないので、巡ってくるチャンスをモノにできるように、精一杯頑張ります」としている。
ノンフィクション出版も
宮寺さんは日大三高、慶應義塾大学で硬式野球部に所属。大手コンビニを退職後、アメリカ野球でのプレーを望み、独立リーグへ「売り込み」を始めた。これまで5シーズンにわたり合計6チームに所属した。昨年はノンフィクション「NPB以外の選択肢」(彩流社)を出版した。
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