日本や世界で次々と感染者の発生が報告されている新型コロナウイルス感染症。多摩市内では感染拡大防止を目的として公共施設が一部閉鎖や休館、イベントも中止や延期が相次いでいる（情報は２月28日時点）。
せいせき桜まつり関連も中止に
公共施設では、パルテノン多摩や市立図書館全館が臨時休館。総合体育館、温水プール（アクアブルー多摩）、屋外のスポーツ施設（野球場、庭球場など）もすべての施設利用が休止となっている。二幸産業・ＮＳＰ健幸福祉プラザ（総合福祉センター）内の全施設の貸出を休止。同プラザ内の老人福祉センターは一部閉館。期間はいずれも15日までで、以降については状況に応じて検討するという。
市主催、共催のイベントの多くが中止、一部延期となっている（詳細は市公式ＨＰで確認。担当課へ問い合わせを）。民間のイベントも３月22日（日）に開催予定だった「多摩市合唱祭」、４月５日（土）に予定されていた「せいせき桜まつり」やその関連企画などが中止となった。
全校が臨時休校
市内の公立小・中学校は２日午前または午後から春休み期間まで、全校が臨時休校となった。児童館は休館となり、学童クラブはすべて午前８時30分から午後５時まで原則開所。保育所も原則すべて開所されている。私立幼稚園は、私立幼稚園協会との協議の結果、自主登園となるが預かり保育は実施している。
専用の相談窓口
市では、感染対策として、流水と石鹸による手洗いを頻繁に徹底して行い、咳エチケットを心掛けるよう呼び掛けている。東京都や厚労省では、新型コロナウイルス感染症に関する一般電話相談窓口を設けており、都では「帰国者・接触者電話相談センター」も設置（表参照）。風邪の症状や37・５度以上の発熱が４日以上続く、強いだるさ（倦怠感）や息苦しさ（呼吸困難）がある場合は同センターへ相談を（高齢者や基礎疾患等がある人はこれらが２日程度以上続く場合）。
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