日本高等学校野球連盟は3月11日、新型コロナウイルス感染症感染拡大のため、「第92回選抜高等学校野球大会」を中止することを発表した。
多摩市内にある国士舘大学多摩キャンパスを練習拠点にする国士舘高校は、同大会に2年連続10回目の出場が決まっていたが、甲子園の土を踏むことができなくなった。同日、同校は報道関係者に向けて岩渕公一校長、永田昌弘監督のコメントを発表。岩渕校長は「都大会を勝ち抜きセンバツへの切符を手にした選手らの気持ちを思うと、残念という一言だけでは言いあらわせません」と無念の気持ちを示した。
永田監督は「現在の社会状況を鑑みた高野連の決定ですので粛々と受け止めます。監督の立場で申し上げるとするならば、選手を甲子園という全国の舞台で戦わせてあげられず残念というのが正直なところです」と悲痛な思いを示した。続けて「選手にとっては何物にも代えがたい大会ではあります。しかし、夏の甲子園出場を目標に切り替えていくしかありません。硬式野球部を支えてくださっている方々に本校選手の雄姿をお見せできないのは残念ですが、夏の大会に向け頑張りますので、変わらず熱い声援をお願いいたします」とコメントしている。
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