多摩市は先月、隣接する7つの自治体と連携強化を図ることを発表。人口の減少による生産力の低下など、今後考えられる共通の課題に対して多摩流域の自治体が連携することで解決へとつなげられるよう協力して取り組みを進めていくとした。
「共通ページ」をアップ
阿部裕行・多摩市長も参加した府中市で行われた、先月25日の記者会見では、各市のHPにそれぞれの街の人口などの基礎データのほか、魅力スポットなどを掲載し、他市とリンクさせた「共通ページ」としてアップすることが発表された。
多摩市の担当者は「8市のHPをつながりをもって観覧できるようにすることで、多摩地域全体の魅力を感じてもらえるようになれば。今後は、各市の若手職員が定期的に集まり、互いの課題などについて情報交換を重ねていく予定」とし、交流を通して人材の育成にもつなげていきたいと話している。
この広域連携に名を連ねるのは多摩のほか、八王子や府中、調布のほか、町田や日野、狛江、稲城。現在、各市の基礎データや魅力を紹介する冊子の制作も進んでいるという。
連携を取りまとめた調布市の担当者は「これまでも多摩川流域の自治体とは協力し合ってきたが、より連携を深めるということ。8自治体で多摩地域の魅力を発信していければ」と話している。
企業サポート面をPR
「共通ページ」で市が、街の見どころスポットとして挙げているのが、日本一長い遊歩道とされる「多摩よこやまの道」だ。
自然豊かな様子が分かる写真を掲載すると共に、その歴史や展望スポットとしての特徴も紹介。新日本歩く紀行100選の「歴史の道」に認定されたことに関する記載もある。
一方で、企業へのサポートを積極的に実施している点にも触れ、これまで実施してきた創業支援や勉強会に関することや、市内に移転してきた会社への優遇策を実施していることなどを掲載している。
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