多摩版 掲載号:2021年11月4日号 エリアトップへ

「地域」集える場に 多摩と歴史刻んだ大乗寺

社会

掲載号:2021年11月4日号

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多摩市は1日、市制施行50周年を迎えた。

 そんな街と時を同じく新たなスタートを切ったのが、和田の大乗寺(大内義雄住職)。1883年に東京・浅草で前身が開山。東京大空襲によって建物の一部を焼失したことなどから都内で移転を重ね、数ある候補地のなかから1971年に現在の地へとやってきた。

 寺の周辺は当時、住宅に囲まれている現在とは異なり、畑や山があるのみ。大内住職が寺へとやってきた今から30年前も周辺の開発は進んでおらず、「これからの街」という印象をもっていたという。

結びつける

 街の雰囲気が変わり始めたのが平成が数年過ぎた頃。それまでは近所に手伝ってもらいながら自宅で葬儀を執り行う家庭が多かったものの、徐々に家族だけで葬儀を開くケースが増えていき、「多摩でも核家族化が進んでいく実感があった」と大内住職は振り返る。「街のコミュニティが希薄になっていくなか、寺院の役割として地域の人々を結びつけていかなければならないと考えるようになりました」

 そんな思いのなか、2008年に新たな本堂が完成。それを機に大内住職は積極的に寺を地域に開放するようになったという。ヨガやダンス教室のほか、音楽コンサートなどを開催し、地域住民の集える場として本堂を活用し始めた。

出迎える

 その旗振り役となってきたのが、大内慈久副住職と妻のりえさんの2人だ。

 身体のバランスを整える「ピラティス」のインストラクター資格などをもつりえさんは自身の教室を開き、慈久副住職は集まった人たちに対して法話を披露するなどして地域の人たちを出迎えている。

 「私たちのお寺は通りから入ったところにあるので目立たず、存在を知らない方も多い。お寺のPRも兼ねて催しを開いています」と慈久副住職。そして、「多摩が50年を迎えたと聞いて長い歴史と思う一方で、他の街に比べればまだ歴史は浅いのかなと。だからこそ、自分たちの手で多摩の文化をつくっていかなければと思う。それは魅力的なことではないでしょうか」と話している。

慈久副住職と妻のりえさん
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