大和市は15日、生涯学習センターに替わる新たな芸術文化ホール建設事業の基本計画案を発表。10月17日まで一般市民から意見を募るパブリックコメントを開始した。
大和市が建設をめざす芸術文化ホールは、老朽化した大和市生涯学習センター(深見西)に替わる新たな施設で、図書館や子育て支援施設などを併設する複合型の公共施設となる。
建設場所は大和駅東側にある大和天満宮の周辺で同地の権利者が進める組合施行の再開発事業地(約1・2ha)に建設される再開発ビルの保留床を市が取得して建設する。
市が15日に公表した基本計画案によると、平成25年度に着工し、26年度中の開館を目指す。整備費は約109億円を推定し「芸術文化ホール」(約5850平方メートル)「生涯学習センター」(同3100平方メートル)「図書館」(同4650平方メートル)「子育て支援施設」(同1250平方メートル)「市民課連絡所」(同5000平方メートル)を設置する。
芸術文化ホールは、音楽や演劇、講演、式典などに使用する最大800席の「メインホール」と300席の「サブホール」を整備。
発表エリアと同じ大きさのリハーサル室や楽屋付近に学習センターを設けるなど大人数の公演にも配慮した造りとなる。
生涯学習センターは分割利用が可能な大規模ギャラリーや音楽スタジオ、利用団体用の倉庫も設け、大中小規模の会合など多様化する要望に細かく対応する。
図書館は、現在の市立図書館を移転させることを念頭に安全性や機能性を高める。現在の蔵書約30万冊を40万冊にまで増やせるようにし、蔵書管理や貸出業務にはICタグを利用する。
子育て支援施設は、一時預かり用の保育室を設けるほか、ファミリーサポートセンターの事務室や子育て支援センターを設置。子育てに関する情報や育児相談、子育て支援サークルの育成も行う。乳児用、幼児用の屋内公園もつくる。
市民課連絡所は地域防災拠点の役割ももたせる。
基本計画案はA4サイズの全12ページ。市では10月17日まで計画案に対する意見を受け付ける。意見は、コミセン、学習センターなど市内公共施設で配布している計画案の冊子にある専用の用紙に記入して市に提出する。計画案はインターネットでも閲覧できる。
問い合わせは市街づくり推進課/【電話】046(260)5754へ。
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