大和の芋焼酎 和み(なごみ) 4千本 間もなく完売 新たな特産品として人気が集中
大和市内で栽培されたサツマイモ「紅あずま」を原料にした「大和の芋焼酎 和み」が11月1日から発売された。限定4千本のプレミアム感と味の良さが評判となり、売り切れる酒販店が続出しているという。
この芋焼酎は、平成21年に立ち上げられた大和市推奨品栽培プロジェクト会議(小林之夫会長)の発案で商品化されたもの。休耕農地を活用して栽培したサツマイモを使い、新たな特産品を作り出すことで、市内の農業を活性化させることも目的としている。
昨年5月に下鶴間の畑で農業関係者やボランティアら約90人が参加して5500本の苗を植え付け、10月に約5トンを収穫した。芋焼酎の製造は、関東近県の酒造メーカーの焼酎を試飲した上で、茨城県水戸市の明利酒類(株)を選んだ。
その後、市農政課では広報などを通じて焼酎の名称を募集。588件の応募から下鶴間在住の篠田葉子さんの「大和の芋焼酎 和み」が選ばれた。デザインも、市内にある印刷会社6社でコンペを行い、会議を重ねた結果、松代印刷(株)が作成したものに決定した。
市農政課によると味の評判も上々。通常、芋焼酎の熟成は6カ月なのに対し、「和み」は11カ月をかけてゆっくりと熟成させる。その結果、「芋の甘みが強く、ロックでも美味しく飲める」(農政課職員)そうだ。
嬉しい悲鳴
「大和の芋焼酎 和み」は720ミリリットル入りで税込1250円。今回、販売されたのは4千本だ。販売を手がける神奈川県央酒販組合大和支部の小林文夫支部長は、「これまでの大和市産のお酒の中でも売れ行きがいい」と笑顔を見せる。
しかし、限定生産のため在庫がないのが悩みの種。「次回の販売は来年の11月。購入できない人には申し訳ないが、来年以降を楽しみにしてほしい」と小林支部長は話している。在庫はわずかだが、まだ購入も可能。市内の一部飲食店でも味わうことが可能だ。問い合わせは同支部/【電話】046(267)7718へ。
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