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公開日:2011.12.23

広がるか 復活待望論
基地内走る「まほろば国際マラソン」

  • 広大な基地内を走るランナー【写真提供=大和JC】

  • 厚木基地内のハーフマラソンコース。最大の魅力は滑走路を直進できる点にある。大型輸送機を横目にランナーが快走した

 大和青年会議所(大和JC)が平成4年から13年まで、厚木基地内を走路として開催してきた「まほろば国際マラソン」の復活待望論が議会で浮上した。



 まほろば国際マラソンの復活を提唱したのは新政クラブの小倉隆夫市議(1期)。大和JCのOBメンバーでもある小倉市議は「大和市民だけではなく全国にも認知されたマラソン大会。9・11テロの影響で翌年から中止されてしまった。国際交流とスポーツ振興を目的とした大会の復活を願うばかり」と、復活について市長の考えをただした。大木市長は「厚木基地内を走路とするたぐいまれな大会だったと聞いている。課題もあるが開催に向けて気運が醸成されれば市としても必要に応じて支援していきたい」と復活に前向きな考えを示した。



ピーク時は5千人参加



 「まほろば国際マラソン」は厚木基地内を走るハーフマラソン。市民まつりの共催事業として大和JCが米海軍厚木基地と海上自衛隊の後援を得て、平成4年5月に1200人を集めて第1回大会を開催した。



 第3回大会からは大和市の外郭団体が共催するようになり、大和JCが中心となって呼びかけた市民ボランティアや米兵、自衛隊員ら約600人が、全国各地から集まる5千人以上の市民ランナーを10年間にわたりもてなしてきた。



 第1回から10回大会まで、大和JCのメンバーとして大会運営にあたった中屋秀夫さん(42歳)=会社役員=は「基地内の開放感や何ともいえない高揚感を覚えている。こういう時なので復活の意義は大きいと思う」と話している。

 

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