大和市立図書館(井上克彦館長)が今月4日から、蔵書管理に「クラウド型システム」を導入した。従来型の管理システムはすでに5年契約のリース期間を2年間更新していたため、7年ぶりに最新の蔵書検索機能などが利用できるようになった。
大和市では、市内深見西にある市立図書館のほか、渋谷、林間、桜丘、つきみ野の各学習センターに図書室を設置。本の貸出しや返却、貸出し予約、蔵書管理を7年前に導入した市立図書館のサーバーで一元管理していた。
初期の設置費を合わせた5年間のリースによる費用は約9500万円だったが、新システムでは同じ期間で約8500万円で済み、年間約200万円の経費節減になる。
1月4日に導入した新システムは、NECが提供するクラウド型システム。クラウド型とはコンピュータ処理を外部のデータセンターを活用してネットワーク経由で利用する形態で、図書館内に独自にサーバーを設置して管理する従来の方式よりも、システムダウン時の速やかな対応が可能なほか、災害時の安全性にも優れているという。
大和市が蔵書する43万冊分の返却や予約データなどが瞬時に更新されるため、ネット上で予約状況を確認した上で貸出期間の延長を申し込むことができるほか、予約取消や多機能な検索サービスの利用が可能となった。従来のタイトルや著者名、出版者、内容などのキーワード検索に加え、ジャンル検索、図書分類検索が可能になったほか、貸出ランキング、新着図書の紹介も充実した。
ホームページは「大和市立図書館蔵書」で検索。問い合わせは市立図書館/【電話】046・263・0211へ。
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