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公開日:2012.01.27

大和フィルムコミッション
市内ロケが急増
受け入れ体制整い、撮影需要高まる

  • TBS『運命の人』の撮影で使われた市内深見の民家。この民家で撮影したシーンは、1月29日(日)21時からの第3話で、主人公・弓成亮太(本木雅弘)の実家として登場する予定

  • 大和駅構内にある大和市イベント観光協会(大和FC)の事務所。ロケの企画書などが所狭しと貼られている

 映画やドラマ、CMなどの映像撮影を支援する「さがみの国大和フィルムコミッション」が、順調なスタートを切った。設立は昨年9月だが、すでに人気俳優が主演する連続ドラマの撮影などの誘致にも成功している。



人気ドラマも続々



 有志の市民が待望してきた大和市内でのフィルムコミッション(FC)は、2010年3月に大木市長が「シティセールスの中核」と位置付けたことで、行政主導の準備が本格化した。



 同年12月にはFCの主力を担う大和市観光協会(当時)の事務局長を公募し、11年4月に元女優で飲食店元営業の星野俊江さんを事務局長として採用。同年9月に大和市イベント観光協会内にFCを設立した。



 設立以降、星野さんを含む職員とパートの女性4人が製作会社と大和市を結ぶ窓口を一手に担っている。大和市イベント観光課の職員も土日返上で撮影に立ち会うなど、総力戦でロケ対応に取り組んでいる。



 設立準備でロケ地対応をしてきた2011年1月から8月までの製作会社からの問い合わせ件数は42件で月約5件のペース。このうち実際に撮影に至ったのは15件で月平均1・9件。



 これが、FC発足後になると、9月から1月24日までに問い合わせが57件となり月平均では約11件に倍増。撮影件数は24件で月平均4・8件、2・5倍のペースに増えた。この結果、2010年には年間数件だった撮影が、2011年には37件にまで急増した。



 大和FCによると、撮影場所を探す電話の問い合わせが昨年10月ごろから増え始め、現地を下見するロケハンや監督が同伴するメインロケハン、実際に撮影に至るケースも増え始めた。東京都内の大手製作会社からは「他と比べて対応が早くて細かい」「都心からのアクセスもいい」などと好評を得ているという。



 星野さんは「大手制作会社や広告代理店からの問い合わせも順調に増えている。今後も丁寧に応対して『ロケ地は大和』と言ってもらえるよう工夫していきたい」としている。



 大和市内で撮影し現在放送中のドラマは、TBS『運命の人』(主演・本木雅弘、日曜21時)、TBS『最高の人生の終わり方』(主演・山下智久、木曜21時)、フジテレビ『ハングリー!』(主演・向井理、火曜22時)。

 

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