大和市立南林間小学校(中田朝夫校長)と林間小学校(国原伸郎校長)の2校が23日、平成24年度の「子どもの読書活動優秀実践校」として文部科学大臣表彰を受賞した。大和市内では昨年の桜丘小に続く受賞となった。
2002年度に始まったこの表彰は、子どもの読書推進への優れた取り組みを実践する全国の学校などを選ぶもの。今年は全国で小学校73校、中学校31校、高校26校など、あわせて137校が受賞した。
神奈川県内では、大和市内の両校と相模原市立鵜野森中の3校が表彰され、大和市内では昨年度の桜丘小学校に続く、2年連続3校目の受賞となった。
大和市では2009年から11年度にかけて、1校あたり400万円の予算を割り当て、全19校の学校図書館の改修に着手。この際、学校側の意向を最大限に尊重する方針を取り入れた結果、林間小では休み時間に図書ルームを利用する児童が5倍以上に増加した。
2010年には国の交付金を活用して小学校全19校に図書館司書を配置。その後も自主財源で雇用を継続し、11年度には中学校への配置も完了した。今年度は家族で同じ本を読み、家庭内でのコミュニケーションを高める「うちどく」にも力を入れるという。
優秀実践校に選ばれた南林間小は、読書の数値目標を設ける「100冊チャレンジ読書」や「5千ページ読書」の導入、短い時間でも読書できるよう机の横に本を入れるマイバックを用意している。林間小は、若手の司書教諭が発案した曲線や彩り、過ごしやすさに工夫を凝らす図書室整備による成果が評価された。
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