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公開日:2013.06.07
大和市教育委員会
半年ぶり欠員解消
委員に青少年指導員の鈴木氏
昨年12月から欠員状態だった大和市教育委員会(石川創一委員長)の委員1人を任命する人事案が3日、市長から市議会定例会に上程され、青少年指導員の鈴木勝雄氏(61)=深見台の任命が賛成多数で同意された。
大和市教育委員会では昨年12月に、当時、委員長だった委員が大和駅東側第4地区の再開発ビル計画に抗議して辞職。後任不在のまま新年度を迎えていた。
4月から5月には老朽化した調理器具の部品が学校給食に混入する事故が相次ぎ、器具の更新予算が凍結されていたことが判明するなど混乱が続いていた。
議会の同意を得て3日に教育委員に就任した鈴木氏は技師(薬剤師)として県立成人病センターや県立がんセンター臨床研究所に勤務し、2010年3月に退職。同年4月からは非常勤技師として勤務している。地域では大和市青少年指導員連絡協議会会長や市立光丘中学校の学校評議員などを務めている。鈴木氏の任期は前任者を引き継ぐため今年9月30日まで。
人事案では異例の質疑
3日の本会議では人事案では異例の質疑があった。登壇した新政クラブの中村一夫氏は「(市長は)鈴木氏の教育への姿勢をどう評価しているか」「任期途中での辞職が続いたが鈴木氏は任期を全うできるか」などと質問。市長はこれに対し「経歴や人柄など申し分ない。事前に職務内容や待遇など十分に理解していただいた。この際に意欲も十分に確認して議会にお諮りしている」と述べた。
教育委員会とは
教育委員会は都道府県や市町村に置かれる、首長から独立した行政委員会。議会の同意を得て首長が任命する5人の委員で構成され、月1回の定例会のほか非公式の協議も開く。
教育委員会は5人の委員から委員長と教育長を選任し、教育長は事務局を統括して事務を執行する。
教育委員は非常勤特別職で月額報酬は11万7千円(委員長は13万1千円)。事務局の長となる教育長は月額68万2千円の給料制で、各種手当や賞与のほか退職金も支給される。
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