全国農業協同組合連合会(全農)とキユーピー株式会社(キユーピー)は8月27日、業務用野菜を加工・販売する合弁会社を今年12月に設立し、大和市内に約20億円を投じて新工場を建設する方針を発表した。
全農とキユーピーは今年12月3日付けで東京都府中市に合弁会社「株式会社グリーンメッセージ」を設立し、2014年10月をめどに大和市内に新工場を建設。同時期に本社機能を大和市内に移転させる方針。
工場の建設場所は全農が所有する下鶴間の青果センター跡地(2012年に平塚に移転)で、敷地面積3500坪・延床面積約1500坪。新工場ではキューピーの生産技術力と品質力、全農の野菜調達力を生かし、需要が高まるカット野菜を年間約8千トン生産し、2015年に売上高18億、25年までに売上高100億円をめざす。
社名の「グリーンメッセージ」は野菜の「グリーン」と、想いを伝える「メッセージ」を組み合わせたもの。「生産者と消費者の『想いをつなぐ野菜工場』を実現させたい」としている。稼働にあわせて約150人を雇用する予定もある。
歓迎ムード
日本IBMや日本ビクターなど大手企業の撤退が続くなかで飛び込んできたニュースに、大和市産業活性課では「地域経済にとっては久しぶりの明るい話題。雇用創出や地域活性化に期待したい」としている。 大和市イベント観光協会では「合弁会社ということだが『キユーピーちゃん』と『ヤマトン』(大和市イベントキャラクター)が共演できたら夢のよう」と期待を膨らますなど、合弁会社「グリーンメッセージ」を歓迎するムードが日に日に高まりそうだ。
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