大和市下草柳の大和市グリーンアップセンターに勤務する団体職員、鈴木宣夫さん(61)が、今月9日と10日に富山県砺波市で開かれた第49回全日本菊花連盟全国大会で最高賞にあたる内閣総理大臣賞を受賞した。
同賞受賞は2006年に続く2度目。今回は「だるま作り厚物・厚走白・黄の国華金山」で受賞した。
一般社団法人全日本菊花連盟(静岡県三島市)が主催する全国大会では3千点余りの菊花が15部門で審査された。
大和市スポーツ・よか・みどり財団の非常勤職員として勤務する鈴木さんは、1999年に菊づくりをはじめた。当時正職員として勤務していたグリーンアップセンターで、一般向けの菊づくり教室を担当したことがきっかけだった。
2001年には5号鉢に1本仕立てで菊を育てる「福助作り」で全国大会に初出品すると、翌年からは7号鉢の「だるま作り」にも挑戦。4年後の2006年に「だるま作り」で内閣総理大臣賞を初受賞した。
勤務するグリーンアップセンターの事務所内には後輩たちが飾った『のぶさん内閣総理大臣賞おめでとう』の貼り紙と優勝旗=写真がある。鈴木さんは「周囲の皆さんが喜んでくれてとても嬉しい。貧弱な花弁を作らないように肥料をやるタイミングを注意している」と2度目の受賞の喜びをかみしめていた。
日本一を鑑賞
グリーンアップセンターと引地台公園噴水前広場では、12月1日まで、大和秋香会(湯尾光雄会長)の会員らによる菊花展が開催されている。
鈴木さんの受賞作品は手元に戻っていないが、鈴木さんが受賞作品と一緒に今年栽培した「国華金山」も鑑賞できる。
今月19日、海老名市からグリーンアップセンターを訪れ鈴木さんの菊を鑑賞した菊愛好家の北村操さん(77)と菅利さん(65)は、「段違いだ。どこに出したって優勝できる。一度でいいからこんなのを作ってみたい」と話し、草柳の自宅でドーム菊とざる菊を栽培する役辰之輔さん(73)・和代さん(68)夫妻は「火曜日と水曜日に鈴木さんがいると聞いて来た。こんな身近なところで日本一の菊が鑑賞できるなんて幸せ。今日は鈴木さんともお話ができたので来てよかった」と話していた。
問い合わせはグリーンアップセンター/【電話】046・263・8711へ。
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