神奈川県が、昨年実施された第20回国勢調査の速報値を発表した。速報によると大和市の総人口は前回(2010年)の22万8186人から4875人、2・1%増加の23万3061人。県内全市町村で4番目に高い伸び率となった。
国勢調査は5年に1度実施されている調査で、外国籍を含む全ての人が対象。性別や生年月日、住居地、住居の種類など全17項目について調査し、統計結果が公表される。
今回の速報は、調査票を県が独自に集計。県の総人口は912万7323人となり、前回から0・9%増加した。世帯数も3・5%増えている。また、調査が開始された1920年以降、初めて女性の人口が男性人口を上回った。
世帯数伸び率も4番目
速報値によると、大和市の人口増加率は、開成町(4・0%)、藤沢市(3・5%)、川崎市(3・5%)に続く県内4番目の伸び率となっている。
また、大和市の世帯増加率は4・9%で、伸び率で開成町、海老名市、綾瀬市に続く県内4位となった。
近隣市は明暗
近隣市では、さがみ縦貫道の開通や商業施設の開店など、開発の続いている海老名市が2・0%増加と、大和市に続く県内5番目の伸び率。綾瀬市も1・6%の増加となった。一方、5年前の調査では人口増だった座間市は、0・6%減とマイナスに転じた。
2021年頃から減少
大和市などによる推計では、2021年頃をピークに人口減に転じる見通しとしている。
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