大和市は4月1日から、市の事業として病児保育室を利用できる対象年齢をこれまでの小学3年生から6年生まで拡大すると発表した。子育て支援策の拡充を進めている国が、昨年春に実施要項などを改正したことを受けたもので、働きながら子育てをする保護者などにとっては利便性の向上が期待される。
病児保育室は、子どもが病気中やその回復途中のなか、保護者が仕事や病気などの理由で子どもを家庭で保育できない場合に、子どもを預かる施設。市内には市が設置し、指定管理者の民間企業が運営する「ぽかぽか」と、内科や小児科などを持つ医院が自主的に院内に開設し、現在は市が病児保育事業を委託している「もみの木医院病児保育室」(大和南)の2施設がある。
市内2施設揃う
病児保育事業については国の実施要項などの制約から、小学3年生までが預かりの対象となっていた。その一方、「もみの木」については、これまで市の委託事業として3年生まで、それ以上は医院の自主事業として6年生まで預かりを行ってきた経緯がある。大和市が今回、対象者を6年生までに拡大することを決めたことで、両施設の対象年齢が同じ学年に揃うことになる。
利用規定も変更
対象年齢拡大のほか、「ぽかぽか」では保護者らからの意見を踏まえて、より使い勝手がよくなるよう、預かり基準の見直しなども行われる。例えば、これまでインフルエンザの場合、解熱後24時間経過した後に施設を利用することができたが、4月からは医師による診断の翌日以降から預けることができる。
また、利用予約の申し込みを利用日前日からにするほか、1回の申し込みで予約できる日数を3日以内に変更。これまでの利用実績などを踏まえ、より多くの人が施設を利用できる体制にする。
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