大和市内を通る国道246号線と相模原市と横浜市を結ぶ国道16号の交通渋滞緩和、沿道環境の改善などを図るために、2002年度から工事が進められてきた町田市鶴間の「東名入口交差点」立体交差が4月24日に開通した。今回の開通により、大和市内から最も近い東名高速道路・横浜町田インターチェンジ(IC)までのアクセスも、大幅に改善されるとみられている。
保土ケ谷バイパス直結
工事を担当する国土交通省川崎国道事務所によれば、24日に開通したのは町田市鶴間の国道16号・通称「町田立体」で、延長は2・1Km。国道16号と国道246号が交差する東名入口交差点付近を高架化し、横浜市で既に開通している保土ケ谷バイパスと直結する自動車専用道路となる。
幅員21mの4車線道路で、国道246号の立体交差の上を通るため、最大高は地上約17m。導入空間確保に向けた国道16号の幅員拡幅も進められている。
この町田立体事業の都市計画は、1969年3月に決定。その後、2001年11月に都市計画変更がなされ、翌2002年度に着工された。
町田市鶴間周辺は慢性的な渋滞地点とされている。国土交通省が2006年度に行った調査によれば、相模原市から国道16号を横浜市に向かう場合、国道246号と交わる東名入口交差点を起点にした最大渋滞長は約3Km、通過時間は28分だった。
通過渋滞緩和に期待
大和市内から国道246号経由で横浜町田ICへ向かう、またはICから市内へ戻る際も、同交差点付近からIC入口までの区間は朝夕を中心に大渋滞していることも多い。同ICを利用して通勤している人などからは、「通過にかかる時間が読めず、とても不便」といった声も上がっていた。
今回の町田立体の開通により今後、市内からのIC利用がより便利になることが期待される。
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