伊勢志摩サミットを5月26日、27日に控え、テロへの警戒態勢が全国的に強化されている。大和警察署(池田光夫署長)は5月9日から、人が多く集まる通勤・通学時間帯の主要鉄道駅前へ警察官の配置を始めた。
サミットに向けて警戒が特に強化されるのは、複数路線が乗り入れている大和駅と中央林間駅。民間人が多く集まる、いわゆる「ソフトターゲット」はテロの標的となりやすいため、朝と夕方から夜にかけての利用者の多い時間帯に駅前での警戒を重点的に行っている。この警戒態勢は、サミット閉幕まで行われる。
サミットの会場となる伊勢志摩は、大和市からは距離がある。しかし、同署警備課の南和孝警部補は、「遠いからこそ、標的になりやすいことがある」と警戒の意義を説明する。
その他にも同署はサミットに合わせ、自治会に注意喚起のチラシを配布したほか、鶴間や福田などにある市内大型商業施設を対象にパトカーでの見回りも行う。
「アクティブ立番」も実施
サミット期間中に限らず、普段から主要駅周辺では通勤時間帯に交番の警察官が駅周辺まで出向いて警戒をしている。これは、「アクティブ立番」と呼ばれ、昨年秋に神奈川県独自の取り組みとして導入された。
交番の前に立ち留まるのではなく、積極的に行動していくことで、市民との距離は近くなったという。警察官の姿を見て安心する市民もいるようで、「今後も続けていく」としている。
大和版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>