美容室ウェルカオリ大和店店長の奥裕理さん(35)が、7月12日に横浜赤レンガ倉庫で行われた第37回「ビューティーオブザドリーム」(主催・神奈川県美容業生活衛生同業組合)の「ストリートカット(ウイッグ)競技」で優勝、そのほか横浜市長賞と特別審査委員賞のアカマツミワ賞を受賞した。
この大会は、県内の美容師らが技術を競う県大会。ヘアスタイルをはじめ、着付やネイルアート、パーマをかける際にロッドを巻くワインディングなど約10部門の競技が行われた。
奥さんがエントリーした部門は、カット技術を駆使し自由な発想で、街中にいてもおかしくないストリートに合うスタイルを目指す。パーマやカラー、メイクは事前にマネキンに施し、当日はカットとセットを30分間で行う。この部門には美容師46人が出場した。
会長の言葉で出場決意
奥さんが同大会への出場を決めたのは、開催2週間前。今年5月に社内コンテストで優勝し、ウェルカオリの新田景子会長から「この作品で県大会に出てみては」と勧められたことがきっかけとなった。「期間が短かったので迷いましたが、会社と周りのスタッフが材料の準備やシフト調整など態勢を整えてくれたので出場の決意ができました」と奥さん。仕事終わりに1日2時間練習に励んだ。
先端スタイルが高評価
奥さんの作品は、耳付近の毛を刈り上げて襟足を長めにした髪型。ボブスタイルが多い中、「流行を取り入れつつも一歩先の攻めたスタイル」と高評価を受けた。「優勝した時は驚いたし嬉しかった」。美容師になって15年目。これまでも社外の大会で入賞した経験はあるが、優勝は今回が初めて。「今後はこの経験を活かして、育ててもらった会社に恩返ししていきたい」と会社への感謝の思いを語る。
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