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桜ヶ丘地区百合ヶ丘 念願の自治会館完成 故人の遺した願いが形に

社会

掲載号:2017年2月24日号

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テープカットの様子
テープカットの様子

 桜ヶ丘地区百合ヶ丘自治会(伊藤俊郎会長=関連に人物風土記=)に待望の自治会館が完成した。2月19日に行われた落成式には、大木哲市長をはじめ関係者が集い、開館を祝った。会館完成の背景には、地域を愛したある故人の熱い思いと、自治会内の強い結束があった。

 桜ヶ丘地区最北端に位置する百合ヶ丘自治会。1960(昭和35)年、白い百合が咲いていたという野原が宅地開発され自治会が誕生して以来、57年間自治会館はなかった。

 自治会館建設に向け大きく動いたのは2015年6月。自治会館のない百合ヶ丘住民の憩いの場だった社会福祉会館を、市が老朽化のため閉鎖すると通達。一方で、自治会館建設のための支援金を募集すると発表した。時を同じくして、百合ヶ丘自治会の元会長で住民から信頼を寄せられていた大塚サクさんが逝去。公正証書による遺言で、土地等の遺産を自治会に遺贈したいとの依頼が伊藤会長の元に飛び込んできた。運命に手繰り寄せられるように重なった3つの出来事。「自治会館を建てよう」。伊藤会長は決心した。

「地域の輪広がれば」

 しかし、そこからの道のりは平坦ではなかった。まず故人の遺贈を受けるには、死後10カ月以内に新たに「地縁法人」を取得したうえで、土地建物の登記簿の名義を変更する必要があった。また市から建設支援金を受けるために、3週間以内に図面と見積もりを業者に依頼し、市に提出しなければならなかった。「この難題を乗り越えられたのは自治会員、弁護士、市役所の協力があったからこそ」と伊藤会長は当時を振り返る。長く地域に根差していけるものを目指し、遺贈された大塚さん宅は取り壊し、新たに自治会館として建築。遺贈と補助金のおかげで、自治会員から新たに寄付金を徴収することなく完成にこぎつけることができた。

 館内には寛げる集会室が設けられ、屋上には費用を賄うためにソーラーパネルを設置。会館名には大塚さんの名が冠された。

 伊藤会長は「会館建設の過程で自治会は団結し絆が深まった。大塚さんの熱い思いが形になったこの場から、地域の温かい輪が広がっていけばいい」と話した。

大塚さんの名が冠された自治会館
大塚さんの名が冠された自治会館

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