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文化の恒星を行く3 図書自動返却機の裏側 1日に約2000冊を処理

社会

掲載号:2018年2月16日号

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次々と本が流れる返却仕分け機。センサー(左上)で情報を読み取る
次々と本が流れる返却仕分け機。センサー(左上)で情報を読み取る

 大和市文化創造拠点シリウスの人気の秘密に迫るこのコーナー。第3回の今回は、便利なだけでなく、図書館利用者のちょっとした楽しみにもなっている図書自動返却機を取材した。

 返却口からベルトコンベヤーに乗り、瞬時に分別されていく本。ガラス張りで内部が覗けるため、子どもを中心に本が戻っていく様子を見届ける姿がよく見られる。全自動で図書の返却と仕分けが同時に行えるこの機械は、市内下鶴間に事業所がある三機工業株式会社の製品。1日に約2000冊の本が機械を流れる。

 機械の仕組みはこうだ。返却口に設置されているセンサーが本に埋め込んであるICタグを読み取って返却処理を行い、返却先(予約本、他館本、開架場所など)を判断。仕分け機では、数本の緑色の細い紐状のベルトに乗って本が移動し、該当する位置に来るとベルトの間から黒色のローラーがせり上がって左右に回転し、振り分けられる。

 「機械の導入は、利用者とって良いことばかり」と話す図書館スタッフの山口友理子さん。シリウスでは図書貸出も機械化されているため、利用者は必要な本を誰にも見られずに利用できプライバシーが守られる。有人窓口で返却し、スタッフと話をするのが好きな人にとっては残念なことだが、図書館ではその分レファレンス(利用者が資料を探す手伝い)やイベント企画など専門知識のあるスタッフの強みを生かしたコミュニケーションに重点を置くことが可能になった。

 現在までに大きな機械のトラブルはないが、図書を入れる向きによってはローラーに引っかかってしまうことも。図書館では開館以来、返却口の上に正しい向きを液晶画面に表示させるなどして対応している。

返却口の上にある表示
返却口の上にある表示

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