硬式少年野球チーム「瀬谷リトルリーグ」が「全日本リトルリーグ野球選手権神奈川連盟大会」に出場し、7年ぶりに優勝を果たした。優勝を決めた試合では、大和クラブジュニア出身の百井隼人君(南林間中1年)と鈴木湧君(東海大学付属相模中1年)がホームランを打つなど、大和市出身の選手が活躍した。
リトルリーグは、小学6年生と中学1年生の2学年でチーム編成される。大会には県内から12チームが参加。予選トーナメントの上位2チームと、敗者復活戦を勝ち上がった2チームの、計4チームによる総当たりの決勝リーグで優勝を争う。優勝すると全日本大会に進み、日本一のチームは、アメリカで行われる世界大会に進むことができる。リトルリーグの年代では世界につながる唯一の大会で、過去には現日本ハムファイターズの清宮幸太郎選手も出場している。
敗者復活枠から日本一を目指す
瀬谷リトルは打線が好調で、予選の1、2回戦を10対0、10対7と快勝。しかし、勝てば決勝リーグ進出が決まる旭戦に逆転で敗れ、敗者復活戦へ。敗者復活戦を勝ち抜き決勝リーグへ進んだ瀬谷は、予選で敗れた旭戦に5対4と勝利。百井君がリリーフで1イニングを抑え、雪辱を果たした。続く横浜青葉戦も6対3で勝利。3番を打つ百井君は、3打席連続敬遠されるなど相手から警戒されていた。
勝てば優勝が決まる横須賀中央戦は圧勝。百井君の2ランホームランで先制すると、鈴木君が満塁ホームランで追加点。百井君が2本目のホームランでダメを押し、3戦全勝で優勝に輝いた。百井君は、「優勝が決まった瞬間はわけが分からないほど嬉しかった」と照れたように笑い、鈴木君も「狙い球を絞ってヒットに繋げることができた。みんなで勝てたのが嬉しい」と声を弾ませた。
2人の他、大会ではショートを守った渡部祐君(深見小6年)もチームで最多安打を放つなど活躍。「ピンチでも楽しめた。いつもより打てたし、守備も強い気持ちでできた」と話した。
また、多くの出場機会には恵まれなかった前川虎太朗君(光丘中1年/大和深見ドラゴンズ出身)は「練習試合で負けていたチームに勝てて良い波に乗れた」と分析。予選のみのベンチ入りとなった丸井善幸君(南林間中1年/南林間ファイターズ出身)も「チーム全体で盛り上がれたのがいい結果に繋がった」と喜びを語った。
全日本大会は7月20日から22日まで長野県で開催。神康裕監督は、「守備力の強化が今後の課題」と話し、日本一を目標に掲げる。大和出身の選手たちも口を揃えて「優勝」を目標に掲げた。
全日本大会での14人のベンチ入りメンバーは、今月下旬頃に決定する予定とのこと。
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