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公開日:2018.08.17

かながわ産業Navi大賞
(株)ホクエツが優秀賞
微酸性電解水生成装置で

  • 手づくりの装置に自ら購入した野菜を入れ、その中に微酸性電解水を噴霧。するとへたっていた野菜がシャキッとするという

  • 製品は工場用の大きな装置から家庭用の小さなものまで多種に及ぶ

 市内中央林間西の株式会社ホクエツ(鈴木正喜社長)が、「かながわ産業Navi大賞2018」のものづくり部門で、優秀賞を受賞した。市内の受賞は同社のみ。

 「かながわ産業Navi大賞」は、神奈川県内の中小企業の発展とビジネスチャンスの創出を目的に、(一財)県経営者福祉振興財団が募集、表彰しているもので今回が9回目。

 (株)ホクエツが受賞したのは、希塩酸を電気分解し、微酸性電解水を生成する装置。微酸性電解水は、高い除菌・殺菌・消臭効果が認められており、

厚生労働省から食品添加物にも指定されている。同社の装置は、電気分解の際に食塩を使用しないため、塩害が出ず、高濃度の電解水が生成できることから、インフルエンザやノロウイルス対策として保育園や病院、飲食店で、消臭効果が高いことから養鶏場などで導入されている。

新たな発見、野菜が元気に

 今回の受賞とは別に、鈴木社長は微酸性電解水の新たな能力を発見。それは「野菜が元気になる」ということ。野菜の中に含まれる活性酸素を刺激し、アミノ酸の一種であるグルタチオンに影響しているのでは、と分析する。そのため鈴木社長は、半年前から、毎週月・火曜の2日間、自らスーパーなどで購入した野菜に微酸性電解水を噴霧し、前後の様子を記録する実験を続けている。「瑞々しいし、食感が違う」と自信をのぞかせる。正確なデータなど効果が実証されれば、10月に東京ビックサイトで行われる展示会で紹介する予定だという。

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