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地域と市の協働のりあい 足と絆、支えた10年 ボランティア運行に幕

社会

掲載号:2018年9月28日号

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住民が主体となって運行してきた「のりあい」号
住民が主体となって運行してきた「のりあい」号

 西鶴間・上草柳地域で、地域住民が中心になって運行していた乗合バス「地域と市との協働『のりあい』」(滝沢誠代表)が本日9月28日(金)を最後に、運行業務を相鉄バス(株)に移管する。

 『のりあい』は、西鶴間・上草柳地区(9自治会・約2400世帯)の住民が中心となり、2010年から本格運行をはじめた乗合バス。大和市と協同事業で、滝沢代表、三澤金一郎副代表ほか、運転担当13人とバス添乗担当など25人がボランティアで運行管理している。運転手の中には、かつて大型トラックのドライバーだった人も。バスは10人乗りのワゴン車で、運転手のほか利用者の安全確認やコミュニケーション役として添乗者が同乗する。入澤牧子事務局長は「路線バスの補完だけでなく地域のコミュニティを作るきっかけにしたかった」とその理由を話す。利用者の中には「この歳で親友ができた」と喜ぶ高齢者もいるという。

 運行は大和市役所発着で、平日のみ1日15便。県営鶴間タウンハウス周辺や南鶴間自治会館前、二条通りなど狭隘な道路を通り、鶴間駅や市立病院、オークシティなど地域と駅、病院、商業施設を結んでいる。1周40分弱で運賃は無料。利用者は毎月1000人以上で、多い時には1600人を超える。車両と燃料は市から支給(車両は貸与)。運営資金は自治会からの会費(1世帯・年120円)と利用者からの謝礼(200円目安)、個人及び企業からの寄付、バザーなどの収益金で賄っている。

 1便当たり50%を超える高い利用率に加え、全国でも例のない住民主体の取り組みに、県内外から視察に来るほど注目が高かった。しかし運転手の高齢化など、地域住民だけでは解決できない課題が年々浮き彫りになってきていた。滝沢代表は「生活交通としてのバスを永続的に続けるため」、事業主体を大和市にし、市が相鉄バスに運行管理を委託する形に変更し、継続実施を決定した。

土・日・祝も運行運賃は前払いに

 10月1日(月)からは土日祝も運行。運賃は前払い方式で1回150円になる。市役所発着で1日18便運行。『のりあい』のメンバーは、添乗など一部のサービスを担う。「事故が起きる前にプロに移行できホッとしている」(滝沢代表)、「土日も走るし、添乗も今まで通りだし、利用者の皆さんも喜んでいますよ」(入澤事務局長)と皆、しんみりとした様子はない。28日は12時50分市役所発のバス出発前に、関係者が集まり、見送りを行う。

運行開始当初には松沢成文県知事(当時)も視察に
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