多発する振り込め詐欺防止対策として、大和市が10月から始めた録音機能付き電話機購入の補助が好調だ。11月末までの2カ月で、当初見込みの6割以上に当たる126件の申請が寄せられている。
大和市では振り込め詐欺の被害が昨年101件(約1億5500円)と前年度(53件)の倍近い被害があった。今年も昨年を上回るペースで被害件数が増加していることや県警が録音機能を備えた電話機の購入を推奨していることなどから大和市は補助に踏み切った。
補助金は9月定例会で補正予算に組み込まれた。70歳以上の市民が対象で、録音機能付きの電話機購入費に対し上限1万円が補助されるもの。3月の年度末までに200件を見込み、200万円を計上した。募集が始まると市担当課には平均して1日3件の申請があり、設置者からは勧誘などの迷惑電話も減ったとの声もあるという。市は来年度予算にも300件分(300万円)の計上を決めているが、効果次第で増額も検討している。
市内深見台のノジマ大和店(島津光貴店長)でも、10月以来問合せが増加。同店では補助額の上限1万円以内で購入可能な機種も多数取り揃えているという。同社は県警と協力し、振り込め詐欺撲滅のための電話機対策会を開催。録音機能や留守番電話を利用し、声を残すことが効果的との対策を伝えている。
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