県営いちょう下和田団地連合自治会の会長を務める遠藤武男さん(77)が、「平成30年度自治会等地縁による団体功労者総務大臣表彰」を受けた。市内での同賞受賞は初めて。
同賞は、多年に渡り地域団体の代表者を務め、顕著な功績を残した人を対象に贈られる。今年度の受賞者は、遠藤会長を含め全国で143人。県内では9人が受賞した。
遠藤会長は1975年から県営いちょう下和田団地の自治会活動に参加。91年4月から14年間、同団地第三自治会会長を務めた後、現在まで同団地連合自治会会長を務めている。地域における防犯・交通安全活動や環境整備活動など、住み良いまちづくりに努め、住民自治の確立に尽力した。
団地の住民は約2割が外国籍であることから、各国の食べ物やスポーツを通したイベントを数多く実施。日頃の声掛けや生活のサポートなど、積極的にコミュニケーションを図ることで、自治会に対しての理解を深めてもらい、自治会運営に積極的に関わってもらえるよう活動している。遠藤会長は「普段から『いちょう団地に国境はない』と思って活動している。このような賞をいただけてとても光栄。周りの支えのおかげです」と喜びを語った。
市担当者によると、市内での受賞者は記録を遡る限り残っていなかった。受賞報告をうけた大木市長は「長きに渡る地域貢献が評価されての受賞とのことで、表彰状の重さを感じる。大和市の歴史に大きな足跡が残ったのでは」と栄誉を讃えた。
|
|
<PR>
大和版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>