鶴間中学校3年生の松田向日葵(ひまわり)さんが、女子7人制ラグビー(セブンズ)のユース世代の教化・育成を目的にしたアカデミーメンバーに、神奈川県から唯一選ばれた。13人のメンバーの中で中学生は僅か4人の狭き門。昨年末から3度のテストを経てのメンバー選出に「プレッシャーあったので、嬉しかった」と微笑んだ。
4日間の合宿では、同世代の選手たちと切磋琢磨し、自らの強みや課題を確認。さらに世界レベルの大会を間近で観戦し、「もっと練習しないと」と多くの刺激を得た。
向日葵さんは3歳の時、4つ年上の兄・武蔵さんと一緒に、父・光太(てるた)さんがコーチを務める大和ラグビースクールに入団した。当時はチーム唯一の女子選手。母・葉子さんは怪我などを心配し、バレーボールやダンスなども体験させたが、「他のスポーツをすればするほどラグビーが好きになっていった」と振り返る。
ラグビーの魅力についてバスケットやサッカーなど様々なスポーツの要素が入っているところと語る向日葵さん。ニュージーランドのポーシャ・ウッドマン選手と兄・武蔵さんが憧れの選手だ。練習は週3回で、月曜日は学校が終わった後、元日本代表の川合レオさんが運営する藤沢のラグビースクールへ、土日は午前中、大和ラグビースクールに、午後は神奈川選抜の練習に通う。練習の他にもユーチューブで海外の試合を観戦したり、大学でラグビーを続けている兄・武蔵さんと情報を交換したりと、文字通りラグビー漬の毎日だ。
中学卒業後の進路も女子ラグビー部のある学校を目指しており、すでに学校見学なども始めている。県外への進学が濃厚だが、「ここまで好きなことがあるのなら」と葉子さんは背中を押す。
夢はオリンピック出場。目指すは「東京」の次、2024(令和6)年のパリ五輪だ。
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