大和市は7月から、市内の公立保育園4園(若葉保育園、緑野保育園、草柳保育園、福田保育園)で保護者が使用済み紙おむつを持ち帰らず、園で廃棄する取り組みを開始した。
週4日回収で対応持ち帰り負担解消
取り組みは、保護者の負担を軽減し、保育環境を整えるため。同様の取り組みは県内で既に厚木市、横須賀市、川崎市などで実施されている。また、市内の認可保育所などでは過半数が紙おむつを自園で処分している。
公立保育園のごみ収集は、これまで火曜日と金曜日の週2回だったが、7月から新たに市役所や小・中学校などのごみを収集している業者に委託。月曜日と木曜日の収集を加えることで、数日間保育園で使用済みのおむつを保管する必要がなくなり、園での廃棄が可能になった。
今回の回収増で、園や保護者が処分費用を負担することはない。また、使用済みおむつを児童の鞄に間違えないように仕分けしていた保育士の負担軽減も期待できる。
実際に、今回の取り組みをうけ、市立若葉保育園(吉田真弓園長・園児数128人)では、保護者から負担軽減による喜びの声が多くあがっているという。
市ほいく課によると、1人の児童が1日に使用する紙おむつの目安は3〜6枚ほど。保護者からは「排泄物を含んだおむつは重く、毎日持ち帰るのは負担」、「公共交通機関で帰るときににおいが気になる」、「使用済みのおむつを持っていると、買い物に寄る際に抵抗がある」などの声があったという。
持ち帰りが求められていた背景には、ごみの処分費用や、収集日が来るまで使用済みおむつを保管しておくためのスペースの問題などがあった。
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